前回は、冬バテのセルフチェックについてご紹介しました。
実はお口のトラブルも疲れが原因ということはよくあります。
特に、歯周病による歯ぐきの腫れなどの症状は体調によって変動しやすいものです。お口の中はとても敏感で、体調が良くない場合は症状が出やすくなります。歯周病は20歳以上の日本人のうち約8割近くが罹患していると言われています。初期段階の歯周病は、通常、体の抵抗力で炎症や痛みを抑えているためほとんど自覚症状がありません。
しかし、冬バテによる免疫力の低下で体の防御機能が衰えてしまうと、歯周病菌に打ち勝てなくなってしまった歯ぐきが赤く腫れたり膿をもってしまうことがあります。
同様に、親知らずの周りの歯ぐきが腫れることもあります。
このような症状が出てしまった場合、ご自身でのお口のケアも普段以上に大切ですが、体調が思わしくないときはまずは十分な休息が必要です。
お口のトラブルに繋がらないよう、日頃から丁寧なお口のケアと体調管理を心がけましょう。
次回は、お口のケアが様々な病気の予防にも繋がるということについてご紹介します。